2026/08/20 23:59
はじめまして。
sizle(シズル)というジュエリーブランドのデザイナーの、宮本静香です。
sizleでは、森の中にひっそりと息づく小さな生命や、自然が生み出す美しいかたちから着想を得て、ジュエリーを制作しています。
「自然を愛でるように、自分を愛でる。」
この言葉を、sizleのものづくりの軸にしています。
小さなものに惹かれて
昔から、森や植物、鉱物など、自然の中にあるものに惹かれてきました。
特に好きなのは、苔や粘菌、菌糸、水のような、普段はあまり目を向けられない存在。
森を歩いていると、足元に小さな苔が広がっていたり、木の表面に不思議な模様が生まれていたり、雨上がりの水滴が光っていたり。
一見すると何気ないものの中に、よく見ると驚くほど美しいかたちや、複雑な生命の営みがあります。

私は、そういうものを見つける時間がとても好きです。
「こんなところに、こんな形があったんだ。」
そんな小さな発見が、sizleのジュエリーの種になっています。
自然から受け取ったものをかたちにする
sizleでは、自然のものをそのままジュエリーにするのではなく、そこから感じたかたちや動き、生命の気配を、自分なりに解釈して作品にしています。
粘菌の不思議な広がり方。
菌糸がつながっていく様子。
苔の柔らかな質感。
水がつくる流れや揺らぎ。
鉱物の中に閉じ込められた時間。
そうしたものを観察しながら、ワックスを削ったり、盛ったり、形を変えたり。

自然の中にある「美しいもの」を探すことと、それを自分の手でジュエリーへと変えていくこと。
その両方が、私にとって制作の楽しさです。
「自分を愛でる」ということ
自然を見ていると、不思議と時間の流れがゆっくりになることがあります。
苔の小さな葉を眺めたり、水滴の形を見つめたり。
普段なら見過ごしてしまうようなものに目を向けることで、少しだけ心に余白が生まれる。
私は、ジュエリーにもそんな役割があったらいいなと思っています。
誰かに褒めてもらうためだけではなく、
「今日はこのリングをつけたい。」
「この形、なんだか好きだな。」
そんなふうに、自分自身の感覚を大切にするためのもの。

身につけた人がふとジュエリーに目を向けたとき、自分のことも少しだけ愛でてあげられるような。
そんな存在になれたら嬉しいです。
sizleという小さな森
sizleのジュエリーには、粘菌、苔、水、鉱物、菌類など、さまざまな自然の姿が登場します。
それぞれ違うものに見えても、森の中ではすべてがつながり、影響し合いながら存在しています。
私にとってsizleは、そんな小さな森のような場所です。
作品をひとつひとつ覗いていくことで、
「これは何の形だろう?」
「なんだか森の中みたい。」
「この不思議な形、好きだな。」
そんな小さな発見を楽しんでもらえたらと思っています。

これからも、自然の中にあるまだ見つけていない美しいものを探しながら、ひとつひとつジュエリーにしていきます。
sizleのジュエリーを通して、身につける人の日常にも、小さな発見や静かな時間が生まれますように。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
sizle
宮本静香
